転職しました。

はい、転職しました。
転職してもう一か月経っちゃいました。ほんとはもうちょっと早くブログにでも書きたかったんですけどね。

お仕事は今のところ順調

iOSアプリも作りながら、インフラエンジニア的なこともしとります。
ようやく雰囲気にも少し慣れ、なんとか仕事が続けられてます。

仕事はなんとかやってけてるが、頭が休まらない

とはいうものの家に帰ると疲れ果てて、好きなゲームもする気力がなく。
休憩時間もSNSだったりニュースサイト見たりして、脳が休む時間がないのだな、と思い、風呂の時間と、その後上がって20分くらいは何も考えない時間を作ってみた。
何も考えないというか、しばらくぼーっとして頭を休める時間。

とはいうものの、これがなかなか難しいもので、目を閉じてじっとしていると、いろんなアイデアややりたいことやらが次から次へと浮かんでくる。
ただ、どこかの文章で読んだことあるのは、瞑想というものは最初はうまくいかないもので、いろんな考えが頭をよぎってなかなか頭を休めることができない、ということだ。
だから、考えちゃだめだ、と思うよりも、考えてもいいから、この嵐のような思いが過ぎ去るのをじっくり待ってみる、というのが大事だそう。

飼い猫のリューと妻

というわけで、布団に入り、顔にタオルを置き、光が当たらないようにしてじーっとしていた。
すると、さっきまでカラーボックスの上でじっと座っていた飼い猫のリューが、ベットの上の僕の隣にやってきて、僕の手をぺろりと舐めたのだ。

リューは、僕にも妻にもなついているが、どちらかといえば妻によりなついている。
リューはもともと僕と出会う前から妻がずっと飼っていて、そこに僕がやってきて一緒に暮らし始めた経緯がある。
だから、その時のリューからすれば、僕はいきなり二人だけの安息の地に土足で上がり込んだ居候に見えただろう。
実際、その通りだったのだが。
その後一緒に暮らして、なんとか僕はリューに認められたようだったが、やはりリューが甘えたがる対象は決まって妻の方だった。

猫は人の感情がわかる

猫とは不思議なもので、どうやら下手な人間よりも人間の感情を理解している、らしい。
妻が仕事で嫌なことがあって、家に帰ってから泣き出した時なんかは、いつもは構って構ってのアピールでちょっかいを出したりカーテンに粗相したりするリューが、妙に心配そうな顔をして、その晩ずっと妻の隣に寄り添っていたりした。
自分とリューに関しては、そういった事は今まであまり無かったように思う。
リューがまだある程度冷徹な眼で僕のことを見ているのか、
はたまた僕が誰かに頼りたい、助けてほしいという感情を出すのが下手なせいかどうかはわからないが、
なんにせよ、やはり妻の方がなつかれているというのが常だった。

そんなリューが、僕の手をなめて、その瞑想中ずっと横でたたずんでいた。
心配してくれたんだろうか。そう思うと無性にうれしかった。
明日でとりあえず今週のお仕事はおわり。なんとか頑張ろう。

そして、妻は僕のことをいつも心配してくれている。そのたびに、妻には感謝の言葉を伝えている。
いや、こう書かないと「奥さんはもっと心配してるんじゃないのか」っていうクソリプ飛んできそうだったから(照れ隠し)

なんかすごく文章がすんなり書けたのは、たぶん和嶋慎治著の自伝「屈折くん」を読んだからだと思う。
ロックバンド「人間椅子」のボーカルギターで、50年余りの人生を丁寧に述べた自伝で、普段活字を全く読まない僕でも非常に読みやすかった。
面白かったし、おすすめです。

屈折くん

屈折くん